みなさんは痛風についてどんなイメージをお持ちですか?
中高年の男の人がなる・・
よく飲む人がなる・・
風が吹くだけで痛い・・
色々なことが言われています。
では、実際の痛風ってどんなものでしょうか・・
そこで突然ですがクイズです。
このクイズには痛風の意外な真実が隠されています。
そうなんです。実はタバコを吸う人の方が痛風になりにくいんです。
アメリカのスタンフォード大学の研究でタバコが痛風を抑制すると判明しています。
もちろん喫煙そのものを勧めるわけではないですが、この事実を知った時に僕はびっくりしました。
こんな風によく聞く”痛風”という疾患でもびっくりするような事実が隠されています。
それでは痛風とはどんな病気なのか見ていきましょう。
アルコールやストレスなどが引き金となって痛風発作が生じる場合があります。発作時には、手足の関節がはれて、熱感を伴う激しい痛みが起こります。
だいたい24時間でピークに達し、1~2週間で自然に痛みはなくなっていきます。このような時期に十分治療が行われずに進行すると、痛風結節といって関節などに尿酸塩の結晶が析出して、こぶのようにはれてきます。
とくに、足の親指のつけ根の関節や、そのほかの手足の関節、耳の軟骨、腱、皮下などにも結節は現れます。
また、尿酸塩が腎臓の髄質にたまると、腎機能障害を起こし、これを痛風腎といいます。尿酸塩を中心とする尿路結石ができやすくなることも、特徴のひとつです。
痛風は昔、帝王病といわれており、贅沢をする貴族など上流階級の病気と考えられていました。
しかし、現在では食生活の欧米化などによる高カロリー食で尿酸の産生量を増やし、誰もが高尿酸血症や痛風になる可能性があります。また、アルコールや果物類(果糖)の過剰摂取、ストレス、過度の運動も尿酸を上げるようにはたらきます。
これらのことが原因となり痛風となります。
治療の基本は投薬治療と食事制限になります。
投薬治療では尿酸値のコントロールと痛風発作の軽減を目的とします。
食事療法としては明確な制限はありませんが、暴飲暴食を避け肥満を避けるようにします。
また、高脂肪食、高塩分の食物も避けたほうが良いと言われています。
痛風は内科疾患ですが、整形外科でも検査可能です。
あれっ?と思ったら早めの受診をお勧めします。
今後リハビリ学校では、様々な疾患についてセラピスト目線での知識を発信していきます。
みなさん正しい知識を持って安心した生活を送っていきましょう!!