たとえば‥クリニックで治療を受けている「腰痛の患者」さんは‥家に帰ると「子煩悩なお父さん」だったり、仕事中は「頑張り屋の職人さん」だったりします。だから当然なのですが、腰痛の患者さんが抱える、生活上の「困り事」や将来の「心配事」は、一人ひとり全く異なるのです。今の私にとって当たり前になったこの感覚‥じつは大病院で手術に明け暮れていた頃には、気に留めなくて良い事でした。クリニックを開設し、訪れる患者さんの想いに応えようとし続けたことで、初めて腑に落ちたことなのです。大病院が最先端の医療を提供することが求められるように、クリニックにも求められる社会的役割があります。私たちはこれからも、その役割に磨きをかけて皆さんをお迎え致します。
「困っていることは何ですか?」「良くなったらどうしたいですか?」‥私たちの診察やリハビリは、いつも「対話」から始まります。一方的な問診や治療の押し付けは致しません。「原因は何?」「いつ迄に治るの?」‥不安な事が多いと思います。そんなあなたの想いに応えたいから、私たちは対話します。
「通院したいけど‥」「仕事が終わらない‥」日々の忙しい生活で、通院時間を捻出するのは大変です。少ない「治療期間」「通院回数」でも治って欲しい!‥そのために私たちは、LINE@でのセルフケアサポートやオリジナル動画を活用しています。共に治すパートナーとして丁寧に支えます。
整形外科クリニックに求められる大切な機能として‥①手術の必要な方への適切な基幹病院の紹介②介護が必要な方への地域介護サービスとの連携があげられます。紹介のタイミングと施設との信頼関係が重要です。勉強会への参加・開催等を通じた緻密な連携で、「安心できる通院」を約束します。
開院して20年以上が過ぎ、やっと少しだけ実現できたのかもしれません。それは来院しただけでほっと安心できて、治療を終えて帰る時に、不思議と笑顔に包まれ元気になれる‥ そんなクリニックであることに。
「対話」から生まれる「安心と笑顔」‥言葉にすることは簡単ですが、提供し続けることは容易ではありません。しかしこれまでずっと取り組み続けてきたからこそ、信じられるのです。それはこの様な「治療の場」を持つクリニックだからこそ、お一人ひとりにとって最適な治療が提供できる事です。「来てよかった」‥訪れる全ての方に笑顔で帰っていただきたい!だから、私たちはこれからも、広く・楽しく・しつこく学び続けていきます。よろしくお願いします。